デザイナーの舞台裏 -個人でアイデアを商品に導く挑戦 10年の軌跡を追うCRUZ製作秘話-

   

 

福井デザインアカデミー(FDA)の中でゲームを製作するにあたり
ゲームデザインを見つめ直しました

アナログゲームという性質上、時代に左右されないモノでありたい事から
デザインの余計な要素を排除し、コマは球の形状、盤は球が通る溝のみで構成

アナログゲームを子供の頃に親しみ、今懐かしく思う30歳前後にターゲットを設定
そのターゲットに馴染む素材感や重さ、又は感情を考慮の結果
子供の頃に遊んだビー玉を球に使用

盤を宮大工の友人に木で作成してもらい初回サンプルを作成
CRUZ木サンプル

ターゲットである30歳の意見を聞くため、サンプルをバーに貸し出し
お客さんからの意見を聞いて頂けるようにマスターにお願いしました

その結果、下記のような意見を収集
:女性のお客さん(飾りやオブジェにもってこい)
:手に何個かコマをもってゲームをやった
:お店にゲームが置いてあるとしたらお店に売りになる(個人で来る客が多いから)
:トランプ広げるまでもなく素朴にやれる
:店での会話ネタつくりになる
:ゲームの最中のお酒注文は、@負けたら一気A2〜3回ゲームにつき1杯
:それなりの値段がついてもいい
:一人とゲームをした回数は10回くらいやった
:お店のボトル飾り棚にゲームを置いた事はないが、これだったら置いておきたい
:飾ってるゲームを見せ、(これ何だと思う?)と言う会話からゲームを始める
:飾り棚に飾れるので、全てのお客さんから見え、客から声がかかりやすい
:やった人は全員のってきた
:人の目をひきつけるプロモーションをかけて、知らせる事が大事だと思う
:このゲームの情報は、口込みか雑誌できっと情報が入る
:etc,,,,,,

続いてバーにおいてある他のゲームとの関連性を調べる為にマップを作成
CRUZポジションマップ

その内容を元にインテリア性の高いデザインで特出するべく
盤の素材をビー玉のガラス素材との相乗効果で
最も効果的に美しく表現できるアクリルに想定

その結果
温めてきたゲームのルール(スライド式4並べ)の単純で深い内容に
インテリア性をプラスし大人のゲームにコンセプトを作りあげていきました

3Dにてアクリルで作成したイメージを作成し
その素材による高級感を伝える為、中身の見えるパッケージを想定
コンセプト/セールスポイント/販売ルート/ターゲット/上代を仮案にまとめ
今後の進行プロジェクトと合わせ資料を作成
CRUZトータルマップ


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